酔っ払って、おでこと肩を地面に痛打!!(サラマンカ)
前のページで紹介した日本人2人組と仲良くなり、彼らと夜な夜なサラマンカの中心部を歩き回っては、バルをはしごして飲み歩くようになりました。
で、今日紹介するエピソードが起きた日は、いつもにも増して酒の量が多くて、はしごしたバルが何軒だったのかサッパリ覚えていないほど。
3人して酩酊状態でフラフラしながら寮への帰り道を夜中の三時くらいに歩いていたのですが、もうすぐ寮に着くというところに芝生の広場みたいな場所があったんです。
そこで何を思ったか、誰かが柔道の「前回り受身」と「後ろ回り受身」をやりはじめると、なぜかそれがとても面白い遊びに見えたのか、みんなで芝生のうえでゴロンゴロン回りはじめました。
でも普通の受身では面白くなくなってきたので、助走でおもいきり勢いをつけながら回転をしてみたんです。
「スーパー前回り受身!!」とかいいながら助走をつけて回転し、受身をとりつつスクッと立ちあがろうとしたのですが、ところが!
回転の勢いがつきすぎたのと酔っ払ってたので、止まろうと思った場所で止まれずにそのままゴロンゴロンと回転が続いてしまったんです。
その間僕は「うわー止まれない〜」とか思っていたのですが、突然『ガツーーン!!』という激しい衝撃をおでこと肩に受けて回転が止まりました。
どうやら芝生の空き地の端から、1〜2メートルほど下にあるアスファルトの道路へ転げ落ちてしまったようなんです。
おでこに派手なすり傷ができると共にそこが瘤になり、肩が痛くて腕を上にあげることができないほどの傷を負ってしまいました。
部屋に帰っておでこの傷を見てみると、そちらは案外軽傷のようで出血はそれほどしていなかったのですが、肩のほうはベッドに横になるのもひと苦労なくらいの痛さ。
その痛みは一晩寝ても全然軽くなりませんでした。
翌日の朝は、まだ前夜の酒が残っていることや肩の痛みなどで、気分は最悪(^_^;
そして寮のみんなも、おでこに大きい傷を作って気分悪そうにしてる僕の姿を見て、心配して声をかけてくれて、中には「医者に行ったら?」と言ってくれる人も居たのですが
(短期語学留学プログラム参加者は、近くの医者に無料でかかることができました)
英語がおそらく通じるとはいえ、慣れない言語を使って医者にかかるという事に対してなんとなく抵抗がありましたし、「しばらく安静にしてればなんとか治るのでは??」という気もしたので、医者に行かないで自然治癒を待ちました。
(その結果、確か一週間後くらいにはだいぶ肩の具合が良くなってきたように記憶しています。)
ちなみに、このとき親しくしていたフランス人の女の子が居たのですが、彼女が心配して塗り薬をくれまして、それをキッカケにさらに彼女と親しくなれたのは、思わぬ収穫でした^^
(といっても、深い関係になったわけではありませんよ・笑)
そしてこの事があって以来、寮のみんなからボラーチョ(酔っ払い)というニックネームでも呼ばれるようになってしまいました〜。
・フランス人の女の子がくれた塗り薬
※注1
サラマンカという場所はとても治安が良いみたいで、この記事に書いてあるように、3人で酩酊状態でフラフラ歩いてても危険は無かったですし、真夜中に女性がひとりで出歩くこともできてしまうくらいなんです。
基本的に学生街であることも関係してるんでしょうか。
ですがマドリードやバルセロナで、これと同じような感覚で油断してると痛い目に遭います。こちらの首絞め強盗の記事のように・・・(^_^;
※注2
肩の痛みがひいたのは良かったのですが、それから数年間は、冬の寒い日とかにちょっと鈍い痛みを感じるとか、筋トレをちょっとハードにやると肩がちょっと痛くなるなどの形で後遺症のようなものが残りました。
もしかしたらあのとき医者にかかってきちんと処方を受けていれば多少は違ったのかもしれないですね。
そして医者で必要になるのは、よほどの大怪我でない限り簡単な英語だと思うので、今思うとそれほど英会話を恐れることもなかったのでは・・・とも思っています(笑)
サラマンカの街で思いきり酔っ払ったことが原因で、そうとう痛い目にあってしまいました・・・。
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